前回のアトールさんに引き続き、今回ご紹介するのはオージさんです。
前回でも触れましたが、ワテクシはこのキットは触った事がありません。しか〜し、以前WAVEのレジンキャストキットのオージさんを制作した事がありましてね。そういう意味ではオージさんには思い入れがあります。
そのキットを制作していた頃はまだレジンキャストキットに不慣れな頃でしたが、何とか完成させた事を覚えています。っと思い出話が花満開になりそうなのでこの位で止めておきますw
ちなみに前回アトールさんの時に解説し忘れましたが、どちらもアップデート版をポチりました。
いつもはebayでガンプラを購入しているのですが、今回はホビーリンクジャパンさんを使いました。
こちらはキット自体の値段は至極まっとうな値段でいいのですが、送料も馬鹿正直な値段になっていて、更に輸入税まで後から支払わなければならないので結果的に結構なお値段に跳ね上がってしまうという何とも使いにくいお店で以前は積極的に利用しませんでした。でもここがガンプラ以外で最新リリース物を入手するのに便利なお店なので欲しいキットによっては使わない訳にはいかないのですよ。
で、実は4月から日本郵便の国際郵便料金が値上がりするって事で、お試しで発送にFedExを使ったのですが、なぜだか理由は分かりませんが、輸入税を全く払わずに済みました。なんでだろ〜なんでだろ〜。
これがたまたま請求されなかった訳ではなく、そもそも輸入税の支払いが発生しないものなのであれば、今後はホビーリンクジャパンさんをガッツリと利用する事になりそうです。
通常の郵便局を利用するよりも若干高いだけで到着速度は爆速でした。恐るべしFedEx。
って事で、さっさと箱絵のご紹介をしていきます。
こちらもアニメ調で素晴らしい箱絵ですね。
後ろで顔半分見えているのがまたいいっ!!
そしてこちらがパチ組みしたものです。
流石永野護デザインのメカで、ちょ〜格好いいっ!!
プチっと古いキットではありますが、HGシリーズとしてリリースされただけあってプロポーションや造形は抜群です。
いつも通りキットの細かいレビューについては、専門のレビューサイトをご参照くださいませ。
そしてここからはワテクシの視点で解説していきますので、異論があるかと思いますがなにとぞご容赦を。
造形が超格好いいのはいいんですが・・・微妙に可動が惜しいです。
いや、可動範囲はそれなりにあるんですよ。
いつもロボット系のキットで不満が上がりやすい股間ですが、もうちょっとハの字になってくれないかな〜でもこんなもんで充分かな〜ってレベルで、基本的にはこのキットにそれ程不満は無いのですが、ワテクシ的にプチっと気になるのが足首です。
足首は大きく分けて中央から前側の部分と後ろ側の部分に別れていて、どちらも上に跳ね上がる程に可動してしまうために、イラッとする程に接地性が悪いです。上から押し付けるとびろ〜んって広がるように前後のパーツが跳ね上がって、土踏まずが接地してしまう感じでしょうか。
そうなると前後に不安定になってめっさ転げやすいです。
そしてアップデートされたキットなのでKPSが使用されているらしく、可動部分が柔らかいのも接地性の悪さに拍車をかけてます(T_T)
素立ちしかさせないワテクシですから、他の可動箇所は割とどうでもいいのですが、この足首だけはふにゃふにゃとせずにガッチリと地に足をつけて立ってほしかったです。もしかしたら足首は可動しないようにするかもしれません。いつもはそんな事しないのですが、ちょっとコレは・・・な気分なので。
キットとして気になった部分はそんなもんでしょうか。
そしてここからはいつものように後ハメ加工を踏まえたこのキットの攻略方法について語っていきます。
まず脚部ですが、足首基部に若干合わせ目が発生します。でも目立たないから放置すると思います。何よりここはKPS、いわゆる軟プラーが使用されているので不用意に加工しようものなら表面がガサガサのボロボロになってしまうのでなるべく手を入れたくないです。
先程も触れましたが、足首前側が跳ね上がらないようにストッパーを差し込むかもしれません。
アンクルアーマーはスネ部分を左右から挟み込むようになっているのでプチっと厄介です。
ここはスネ側の角ダボを可能な限り短くし、アンクルアーマーの上側もそれを受けられるようにカットして、スネ側を上から差し込めるようにしてしまうのが良さそうです。目安はスネ外側の金色の外装パーツからはみ出ないレベルです。様子を見ながら少しずつ削っていくのが良さそうです。それでもアンクルアーマーが外れやすそうな場合は、アンクルアーマーとスネ前面の銀色のパーツが接合される部分にちょっとした加工をしてあげる事でしっかりと固定させる事が出来るかと思います。
ちょっと文章で説明するのが難しいので今回はこの位で勘弁してください(^_^;
もしかしたらスネ側の角ダボは完全にカットしてしまい、そしてアンクルアーマーとスネ前面のパーツを完全に接着した状態であればスネ前面にある丸ダボだけで充分固定できるかもしれません。
スネの内部フレームはガッツリと合わせ目が発生していて、ランダムスレートを開いていると見えてしまいますが、逆に言えば開いて覗き込まなきゃ見えないのでここは放置ですw
そしてこのキットの後ハメ加工で最も難所と思われるのがこの脚部で、太ももからスネのフレームまでガッツリと左右からの挟み込みの連続なのが悩みどころです。
太ももの股間に接続される部分は脚部の他の部分とは別になっているのでダボ穴を一部C字に切り欠けば太もも下側のパーツと分断できます。太もも下部は膝関節を左右から挟み込んでいるのですが、外装パーツで見えなくなってしまう部分なので接着する必要はなく、塗装後に組み上げられます。
膝関節は更にスネのフレームを左右から挟み込むようになっていて、更にスネのフレームはランダムスレート基部のパーツを左右から挟み込んでます。実物を持っていないと何を言っているのかさっぱりな解説ですね(^_^;
まぁ色々と厄介な部分って事です。
ここはデザインを重視してしまったせいか、非常に組み立てにくい構造で、更にろくに膝が可動しないというこのキットでとっても悲しい部分でもあります。
多分現在のバンダイさんの技術であればもっと構造をシンプルにしながらも作りやすいデザインになっていたかもしれません。
次に腰部ですが、ここは内側のフレームパーツを外装の金色のパーツが前後から挟み込むようになっています。フレームパーツを上下に分割して下側を横から差し込めるようにして、上からストッパーのような棒を差し込めるようにすれば比較的簡単に後ハメ加工が出来そうです。でもこの程度であればマスキングして塗装してしまうのがいいかも。
次に胴体ですが、首、胸部、腹部がそれぞれポリパーツ等で接続されているだけなので後ハメ不要です。
次に腕部ですが、前腕の金色のパーツの一部に合わせ目が発生します。中央に存在するので結構目立ちます。合わせ目を片側にシフトさせる事で目立ちにくくなるかと思います。もしくは段落ち処理してしまうのもいいかもしれません。
上腕は筒状態なので合わせ目が発生しませんし、肩内部は既に段落ち処理されていてディテール化されています。
問題なのは右肩アーマーで、内側の装甲を外側の装甲で前後から挟み込んで、更に銀色のパーツがそれを前後から挟み込むという、ここも挟み込みのコンボですorz
銀色のパーツは結合部分にディテールを入れる事で、合わせ目をディテールに見せてしまう方法が使えそうです。
厄介なのは金色の装甲の挟み込みです。内側の装甲には角ダボが存在していて、そこに銀色のパーツが差し込まれるようになっています。外側の金色の装甲は内側の装甲から出てくる角ダボが通るように穴が空いているのでここを利用します。
外側の金色の装甲は、角ダボ周辺が銀色のパーツで隠れてしまうので、外側の金色の装甲の角ダボ穴の下側から一直線に削り取ってしまい、外側の装甲を内側の装甲の上からかぶせるように差し込めるようにするのが良さそうです。ただ問題なのは外側の装甲は内側へと若干丸まっているので、差し込む時に負荷をかける必要があり、塗膜が破損するかもしれません。
もしかしたらもっといい方法があるかもしれません。
左肩アーマーは銀色のビーム砲基部の角ダボをカットする程度で充分です。
次に頭部ですが、ここは後ハメ加工が不要です。
そしてこのオージさんの武器ですが、大鎌は後ハメ加工は不要ですが、肩アーマー内部のスローランサーは・・・コレは塗装出来るんですかね?!
多分塗装は不可能では無いのですが、パーツを曲げながら肩装甲へと埋め込むようになっているので、塗装がめっさ剥げそうで怖いです。多分ここは無塗装で済ますかもしれません。
そしてオージさんといえば、そのキンキラな装甲の塗装をどうしたものかって事なのですが、ここはぜひゲームインクのイエローを使ってキャンディ塗装をチャレンジしたいと思います。
HMはMSと比較して面構成がそれ程複雑ではないので、キャンディ塗装をするにはハードルは若干下がるかなと(^_^;
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